自己肯定感の高い子を育てる7つのコツ

 自己肯定感という言葉を聞いたことのある方も多いかもしれません。自己有用感ともいいます。「自分は大切な存在なんだ」とか「自分はかけがえのない存在なんだ」とその人自身が感じられることをいいます。

 

残念ながら、自己肯定感の低い人が多い。わたしの主人も、自己肯定感が低いです。わたしにはブライダルモデルをしている姉がいるのですが、美しい彼女でさえも自己肯定感は低い。周りにも「わたしなんて・・・」とか「おれなんて・・・」とかいう人、いませんか?

 

自分を肯定する気持ちが低いと、他人のことも否定しがちになってしまいます。そうすると、他者とのコミュニケーション能力も低くなってしまうという。悪循環ね。

 

子育てをするママとしては、できるなら我が子には自己肯定感が高い子に育ってほしいですよね。うんうん。そこで今回は、自己肯定感の高い子を育てるコツについてお伝えしていきます。

 

  1. 人と比較しない
  2. 過去の我が子と比較する
  3. できてもできなくても、認める
  4. できたらともかく褒める
  5. 話に耳を傾ける
  6. 自分で選択できる機会をたくさん作る
  7. 愛を伝える

 

1.人と比較しない

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「人と比較しない」これ鉄則です。子どもが小さいときもそうだと思うんですが、他のこと比べてはいけないとわかっていても、「同じ月齢なのにもうはいはいしてる」とか「同じ2歳になったばかりなのに言葉の数が多い」とかついつい気になってしまいますよね。わたしも、そうです。はい。

 

でも、それを子どもは敏感に感じ取ります。特に、他人の子はもちろんですが、兄弟で比較されると、それはもう悲しい。わたしの美しい姉(笑)が大人になった今でも、母に対して「妹ばかりかわいがっていた」というのは、そういうのが影響していると思います。

 

4人の子を育てている先輩ママがいっていたのは「一番下の娘が小さくて、食べる量が少ないときでも、ケーキをたべるときは、上の3人と平等に等分していた」彼女曰く、どんなときでも例外はないそうです。それって、大事ですよね。

 

2.過去の我が子と比較する

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他人や兄弟と比較するのはだめだけど、過去の我が子と比較して、できるようになったことを「肯定」する行為は大事です。

 

我が子が赤ちゃんのころは、つかまり立ちができるようになったり、つかみ食べができるようになったり、自分で歩けるようになったりしたときは、「すごいね!」「上手にできるようになったね!」と声をかけていた人は多いと思います。

 

成長するにつれて、そういう場面が少なくなります。でも、以前はできなかったけど、時間がたってできるようになったことってたくさんあると思います。お手玉ができるようになった(古い?)とか、おはしが上手に使えるようになったとか、あいさつができるようになったとか。

 

小さなことも含めれば、たくさんヒントは転がっているはず。我が子の変化に目を向けるきっかけにもなると思います。

 

3.できてもできなくても、認める

これも、大切です。何か新しいことをしようとすると、最初はうまくいかないこともありますよね。難しいことであれば、なおのことです。わたしたち大人だってそうです。そういうときに、うまくできなかった我が子も受け止めて、認めることが大事です。

 

「がんばったね!」「もうすぐできるよ!」

 

その一言があるのとないのとでは大違いです。

 

できないことではなく、がんばったことや少しでもできるに近づいたことに目を向けてあげましょう。

 

4.できたらともかく褒める

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「褒める」これもめちゃめちゃ大事です。

 

わたし自身も褒められて育つタイプだと自負しています。褒められてうれしくないって人ももしかしたらいるかもしれませんが、多くの人は褒められると良い気分なりますよね。

 

褒めることは、我が子を認めることです。褒められる経験が少ないと、自己肯定感は育まれにくいです。わたしの美しい姉も「わたしは親から褒められた記憶がない」と何度もいっていました。母はそれを聞いてびっくりしていましたが。

 

わたしの主人は、親からあまり褒められた記憶がないらしく、息子が生まれる前は、「褒め方がわからない」「我が子をちゃんと褒められる自信がない」と不安がっていました。そういう人はたくさんいるのかもしれませんね。

 

子ども時代に、親からたくさん褒め言葉のシャワーを浴びることは、大人になってからの自己肯定感の高さに大きく影響していくのです。なので、わたしは、息子をいつもおおげさに褒めています。もちろん、英語でもね。英語の方が、なんだかジェスチャーなんかも使ったりして、ビッグに褒められます。

 

5.話に耳を傾ける

阿川佐和子さんの著書に「聞く力 心をひらく35のヒント (文春新書) [ 阿川佐和子 ]」という本もありましたが、どうしても人の話を聞くよりも自分が話す方が好きな人が多いような気がします。

 

わたしの母も話好きなので、話を聞いてもらえたというより、話をいつも聞いていた気がします。(わたしは聞く力が高いということ?いや、たぶん違う)

 

どんな小さな話題であっても、話をしっかりと聞いてもらえると「わかってもらえた」⇒「自分のことを大事にしてくれている」につながります。

 

話を聞く際は、何かをしながらではなく、我が子の方におなかを向けて、目を見て話を聞くと、相手も「聞いてもらえてる」感が高くなります。

 

6.自分で選択できる機会をたくさん作る

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自分で選択する機会が多ければ多いほど、自分の意見を尊重されている気持ちが高くなります。

 

小さなお子さんでも、自分で選択できる機会は増やせます。例えば、毎日寝る前に絵本の読み聞かせをしているとします。そうしたら、絵本を3冊ほど目の前に置いて、「今日はどれを読む?」と聞いて、我が子に選んでもらうのです。それだけでも、子どもは「どの本を読むのか自分で選んだ」ことになります。

 

どんな小さなことでも、自分で選択できる機会を設ける。それは、自己肯定感の高さに結びつきます。

 

成長すると、どの部活に入るかだったり、どの学校を受験する立ったり、どの学部になるとかいろんなことを選択していかなければなりません。親としての気持ちを伝えることはもちろん大事なのですが、本人の気持ちも第一にしていけると良いですね。

 

7.愛を伝える

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わたしは、これが一番欠けていることが多いものだと考えています。

 

20歳のときから、海外へ行くたびにいろんな場所でホームステイをさせてもらいました。アメリカでは全部で10の家庭を見てきました。そこで感じたのは、親がいつも我が子に愛を伝えているということ。

 

Honey, I love you"

 

この言葉を何百回も聞きました。もちろん、夫婦でもこの言葉はありましたが、父から子、母から子にかけることが多い。

 

そして、それは子どもにしっかりと伝わっているのです。わたしは、アメリカの学校で日本語を教えていたことがあります。子どもたちを見ていて感じたこと。

 

自己肯定感の高い子が多い!

 

学生時代の教職課程で、自己肯定感の高さについて語る先生は多くいました。それは、日本人に自己肯定感が低い人が多いからだと思います。

 

でも、アメリカの人は、自己肯定感が高い人が多い。それは、小さなときから、「愛」をしっかりと受け取っていたから。

 

「自分は愛されてるんだ」

「自分は大事な存在なんだ」といつも感じることができていたから。

 

もちろん、日本人のパパやママも、我が子を愛しています。でも、どんなに思っていても言葉で伝えないと伝わらないことってあります。

 

どんどん、我が子へのあふれんばかりの「愛」を伝えましょう。

 

まとめ

今回は、自己肯定感の高い子を育てるためのコツをご紹介しました。どれも我が子の存在を肯定することがベースにあるのだと思います。

 

自己肯定感が高い人は、親が自分にしてくれたように自分の子どもにも接するので、自然と子供の自己肯定感も育っていく。連鎖していくんですね。我が子の自己肯定感を育てるためには、パパやママ自身の自己肯定感を育てることも必要なのかもしれませんね。

 

自分自身が親から褒められる機会が少なかったり、尊重されたという意識が低かったりすると、我が子にどのように接したら良いのか迷うこともあるかもしれません。そのときは、我が子を見つめてみてください。新しい発見があるかもしれません。

 

愛情の受け取り上手は、愛情の発信上手にもなります。わたしは、幼いうちの我が子というのは、親への無償の愛を注いでくれる存在だと考えています。我が子からの無償の愛を受け取って、ママ自身も愛の受け取り上手を目指しましょう。それは、我が子への愛を伝え上手への一歩です。

 

我が子が自分に自信がもてるよう、そっと後押しできると良いですね。

 

 

自分自身の自己肯定感を育てたい人におすすめの本


 


 


 

 

 

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