子どもが生まれた後の生活の変化はどうして女性の方が圧倒的に大きいのか?

男女平等が叫ばれているけど、未だに「女性は育児」「男性は仕事」という役割分担に縛られているひとが多いように感じる。

 

妊娠・出産は、女性にとって人生の中でとってもとっても大きなことです。わたしは、おかあさんになりたかったので、おなかの中に小さな命が宿ったとわかったときは胸が躍った。

 

心拍がなかなか確認できなくてお医者さんから「次週、心拍が確認されなかったら、流産かもしれません」って言われたときは、心が張り裂けそうで涙が止まらなかった。一日が永遠のように感じた。一週間が待ちきれなくて、次の日に別の病院に行って、心拍が確認できたときは、「この瞬間をずっと忘れないでいよう」って思った。

 

妊娠・出産がこんなに自分が望んでいたことなのに、それでもなんだか納得がいかないことがあります。

 

子どもが生まれた後の生活の変化はどうして女性の方が圧倒的に大きいのか?

 

それは、いろいろな理由があると思うけど、男性が育児に参加しにくい日本の社会全体にも問題があると思う。

 

わたしの生活は、出産後、大変化した。朝、起きて授乳、おむつ交換、お昼寝してまた授乳、またおむつ交換。生まれたばかりのころは、授乳のたびにおむつを交換していたので、慣れない授乳とおむつ交換にぐったりしていた。

 

生まれたばかりの赤ちゃんには、朝も夜も関係ないので、夜、だんなさんが寝た後に、首の座らない赤ちゃんを抱いて寝かしつける日々。髪もぼさぼさだったし、スキンケアもきちんとできてなかったと思う。

 

一方、だんなさんはというと、朝起きて出社。帰宅して、初めて我が子と触れ合う。だんなさんは仕事人間ではないので「もっと我が子と一緒にいたいな」が口癖。

 

日本の男性の育児参加は遅れている。世間では「男性も育休取得を!」なんていわれているけど、実際にそんなことが可能な会社なんていくつあるんだろう?って思う。男性が育児参加したくても、周りの目があったり、遠慮があったりで参加しにくい社会。

 

ある日、旦那さんが会社から「育休を取ってください」といわれた~といって帰ってきたので、喜びいっぱいで話を聞いてみると、育休が取得可能なのはたった一週間。そして上司からいわれた、実際に取れるのはたった一日。

 

「育休を取れるだけいいわよ」という声ももちろんあると思いますが、育休が一日ってびっくりしませんか?

 

男性社員がたった一日の育休を取得することで、会社は助成金がもらえるらしい。

 

なんだそのシステムー!って思いました。

 

しかも、その育休は、無給、またはお給料がもらえても50パーセントらしい。それなら有給を消化した方がよいよね、ってだんなさんと話していました。

 

男性も育児参加しやすい社会。言葉では簡単だけど、実現は難しい。

 

せめて生まれて一か月は、二人で育児に取り組みたいっていうのは、甘いんだろうか。

 

何十年か経って、わたしがおばあちゃんになるころには、男性の育児参加が進んでいてほしいな。いや、あまり期待しない方がいいんだろうな。