マーガリンを食べてはいけない理由
先日、普段の食生活に置いて油バランスを意識することが大切だとお話ししました。
その中で、「とってはいけない油」の中にマーガリンを挙げていました。今回は、どうしてマーガリンをとってはいけないのかについてお伝えします。
マーガリンの別名「プラスチック食品」
「プラスチック食品」これは、マーガリンの別名です。初めて聞いた方もおられると思います。「それ、どういう意味?」って感じですよね。
マーガリンを製造する際には、水素添加という技術が使われています。普通の植物油などは、常温では液体ですよね?我が家の台所にあるオメガ6のサラダ油も、オメガ3のえごま油も液体です。
水素添加は、この液体の油に120~210度の高温かつ高圧の状態で水素ガスを混ぜるという方法です。これによって、植物油なのに、
液体⇒やわらかいバターのような状態に変化させます。
これが、マーガリンが「プラスチック食品」という別名をもつ由来です。
マーガリンにはトランス脂肪酸がいっぱい
水素添加の過程で、トランス脂肪酸という不飽和脂肪酸が作り出されてしまいます。トランス脂肪酸は、自然界には存在しないもの、つまり不自然なものです。
健康に気を使っている方の中には、「トランス脂肪酸をとらない食生活」をされているかたもおられると思います。
トランス脂肪酸が細胞膜の組織内にたくさんあると、恐ろしいことが起こります。細胞膜が正常に機能しなくなるのです。これは、体調不良や病気の原因になってしまうのです。怖い・・・。
まとめ
マーガリンを食べてはいけない理由についてお伝えしましたが、いかがでしたか?
マーガリンは、今はどこのスーパーでも売っていて、手軽に手に入ります。また、バターよりも安価なため、家計にもうれしい品物です。でも、家族の健康を守るためには、食べるのはちょっと怖いなぁと思いました。
わたしの実家でも、小さなころから冷蔵庫にはいつもマーガリンが入っていました。今は、母はトランス脂肪酸をとらない食生活をしているのでもう冷蔵庫にはありませんが。
日本の対応は遅れていますが、何十年後には、日本でもマーガリンやショートニングに規制がかかっているかもしれませんね。
規制がかかる前に先手を打って、家族の健康を守りましょう。